とあるツイ廃のブログ

ツイ廃が140文字で抑えきれないなにかをただかきつくるもの

今更旅行記-②伊豆大島

さて、第2回は伊豆大島でございます。前回との間に実は北海道旅行があったのですが、積丹半島神威岬の真っ青な海がきわめて印象的だという感想だけ申し上げます。

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さて、東京は竹芝桟橋から、さるびあ丸で参りました。伊豆諸島〜本州には高速船や航空機などの手段もありますが、安さを追い求めた結果フェリーという結論に至りました。行程としては1日目夜に竹芝出発-2日目朝大島到着-昼過ぎに大島出発-夜竹芝到着というものです。

夜出発でしたので、レインボーブリッジ始め夜景が綺麗でした。羽田空港の離発着便も結構見え、面白いものでした。夏場は海水浴や釣り客などで大変混み合って廊下などにもレジャーシートを使ってまでいく客もいるようですが、この時は11月で冷涼でしたので、客は多くなかったものです。

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翌朝には岡田港に到着しました。伊豆大島には元町港と岡田港の2つ港がありますが、海の状態で決定されるようです。前日は強風であったからかはよくわかりませんが、兎角無事に到着しました。朝は綺麗に晴れわたり、大島からほど近い静岡県の方には富士山を見ることができました。さて、到着は早朝でしたので、商店やバスの類はほとんど営業しておりません。そこでまず行ったのは三原山でございます。バスも始発前でしたので、10kmくらいを周りの景色を眺めながら歩いて行きました。f:id:unknownhuman12340:20190217165544j:image
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道中、馬の放牧などが行われているところなどがあり、とても見応えのある景色でした。頂上が近づくにつれて硫黄の匂いなどは全くせず、しかし火山灰、特に玄武岩系であろうと思われる黒い土(玄武岩ということはマグマの粘性は低いが、三原山成層火山)、火口付近で立ち入り禁止などがあり、やはり火山であることを思い起こさせます。直近の噴火は1986年、東海汽船や付近の漁船、海上自衛隊海上保安庁の迅速な救出で死傷者がいなかったと言いますが、現在もいくつかの火口から煙が上がっていました。

f:id:unknownhuman12340:20190217170317j:imagef:id:unknownhuman12340:20190217170622j:imagef:id:unknownhuman12340:20190217171052j:imagef:id:unknownhuman12340:20190217171057j:image

三原山の頂上付近に到着しました。戻る際はちょうどやってくる頃合いのバスに乗って戻ろうと考えたため、火口付近には行く余裕もなかったので、この近くにある休憩所だか展望台だかのところから山を眺めたり、火成岩や溶岩の展示を行なっているようなところを見たりしていました。

この後バスに乗って岡田港まで戻り、次は元町港の方に行こうと思いましたので、例によって徒歩で行きました。途中に客はあまりいなかったものの面白い郷土資料館がありまして、f:id:unknownhuman12340:20190217171123j:image

f:id:unknownhuman12340:20190217171140j:image大島の火山活動や民俗を紹介していました。写真はたまたま残っていた火山関係の写真だけですが、ペレーの毛の実物をみたり、あるいは大島特有の文化などが見られて興味深いものでした。

その後また歩き続け、大島の中心地の元町に到着しました。元町には、平安・院政時代の保元の乱で大島に配流された源為朝の館があります。ちなみにこれを見ようと思ったのがこの旅の大きな目的でした(今でこそ門跡が申し訳程度に残っている程度ですが)

ちょうどいいので源平合戦について申し上げましょう。1000年代の平忠常の乱で源頼信平忠常前九年の役後三年の役陸奥守・鎮守府将軍源頼義源義家らが鎮定に活躍し、源義家の乱では平正盛がこれを鎮圧、保元の乱平治の乱平清盛らと源為朝、義朝らが中央での権力を巡って争って滅ぼされたものの、治承寿永の乱(いわゆる源平合戦)に経て終に幕府を開きました。このように、為朝は源平合戦の少し前、平氏とともに朝廷に力を持っていた頃の人であったというわけです。

長くなりましたが話しを戻します。この後は流石に疲弊したため、バスで帰りの港である岡田港に戻りまして、昼食をとりました。港の目の前の料理屋で

ラーメンなどを食べましたが、その後飲食した牛乳とアイスがまた美味しゅうございました。あっさりしていたのが特徴的でした。f:id:unknownhuman12340:20190217175914j:imageまた、この後伊豆大島の地元の方々が伊勢海老の味噌汁を振舞っていたので頂きました。伊勢海老は初めて食べましたが、なるほど味が濃くおいしかったです。f:id:unknownhuman12340:20190217180043j:image

この後は船に乗って竹芝まで戻りました。途中横浜に寄港し、海上から見る赤レンガ倉庫はライトアップされており美しかったです。f:id:unknownhuman12340:20190217180646j:image

 

さて、はじめての伊豆諸島で伊豆大島を選びましたが、なかなか面白いところでした。これから新島や利島、神津島、あと小笠原諸島の方にも行ってみたいと思います。