とあるツイ廃のブログ

ツイ廃が140文字で抑えきれないなにかをただかきつくるもの

新日本海フェリー乗船記と新潟

さて、前回「小樽から佐渡に行く」なんて書いた気がしますが、定期点検だかなんだかで行けなかったということで、苫小牧東港から秋田経由の新潟行きに変更しました。小樽からだったらさぞや積丹ブルーの海が綺麗であったことでしょうけれども、今回は仕方ないことです。

さて、苫小牧東港は西港とは違い、ハスカップの名産地・厚真町にあります。先日の胆振地方の地震で被災したところで、南千歳駅からのバスの道中も道路が被害を受けたのか、かなりガタガタと揺れていました。f:id:unknownhuman12340:20190313174613j:imagef:id:unknownhuman12340:20190313174758j:image

相次ぐ地震に対して、それでもなお復興を目指そうとする姿勢はぜひ応援したくなるものです。

さて、低気圧の影響などもあって1、2時間程度遅れての乗船です。今回乗ったのはゆうかり、2001年頃就航と、私と同世代の船です。姉妹船にらいらっくがあります。

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新日本海フェリー運送業を重視していて、深夜発深夜着というのが一般的なダイヤです。しかし、新潟発着に関しては夕方発昼までに到着という形で、北海道から新潟に行こうという時に有効に使えます。

今回は先ほど述べた通り勢力の強い南岸低気圧の接近で、ただでさえ荒れる冬の日本海がさらに時化て白波が立ち、かなり揺れました。下りても揺れている気がします。そのため、船旅の初心者には正直あまり向いていない気もします。船の風呂なんか見てたら面白かったです。海の波とともにゆらりゆらりと湯船の湯ごと全部動きます。風呂といえばサウナが付いていました。しかしその暑いこと暑いこと、湿気もありますけれどもそもそもが熱いわけで、1分もいられないような感じでした。(もしかするとさんふらわあさっぽろがぬるかっただけかもしれないが)

さて、苫小牧港を出て日本海に出る途中には津軽海峡を通るので、竜飛岬などが見えてしかるべきですが、深夜なので寝ていました。北行だったら昼間に通るらしいので見ることができるでしょう。日本海に出てまず見えたのは男鹿半島です。f:id:unknownhuman12340:20190313215851j:image海側に出ているのでよく見えます。そうこうする間に秋田港に到着しました。f:id:unknownhuman12340:20190315182624j:imagef:id:unknownhuman12340:20190315182633j:image1時間程度の停泊で、下船はできませんけれども、外からも秋田の賑やかさというのはよくわかります。秋田に関してはいつかまた行った時に詳しく述べたいと思います。

さて、そのあとは山形県沖を過ぎ、新潟港に着きました。f:id:unknownhuman12340:20190315184218j:imagef:id:unknownhuman12340:20190315184223j:image新潟もやはり港湾都市で栄えていますが、これは国際拠点港湾であることもさることながら、日米修好通商条約によって開かれた港(他は函館は和親条約から継続して開港、神奈川(横浜に変更。下田は閉港)神戸、長崎)でもあるからだと考えられます。そのような史跡も残っていますが、今回は訪れませんでした。ところで、先日ジェットフォイルがクジラかなんかとぶつかったことで話題の佐渡汽船も新潟港から出てはいますが、新日本海フェリーと場所が異なります。ちなみに佐渡汽船について少々述べますと、新潟港からの場合フェリーとジェットフォイル両津港まで、寺泊港から赤泊港直江津港から小木港にそれぞれ高速船が出ています。さて、港に着いた時は曇り(あるいは小雨)でしたが、20分くらい歩いて新潟駅に行こうとする間に雨どころか雪まで降り出したのは、やはり低気圧と低温の影響でしょう。

もともと小樽からで9時に着く予定でしたが、今回着いたのは17時頃とだいぶ遅かったので、佐渡金山などに行こうと思っていましたが、予定を全てカットし、何もせずに新潟駅に向かい、駅前のビックカメラなどをふらふら見たり夕飯を食べるなどということをしていました。f:id:unknownhuman12340:20190315192944j:image旅行したら現地の名産品をいただくという思想のもとコメは魚沼産のコシヒカリです。ちなみにこのセットを頼むとおかわり自由でした。

新潟は思いのほか結構栄えているところだということで、どのようなところかがよくわかりました。(田中角栄さんとか林家こん平師匠とかの尽力もあることでしょうけれども)今度またゆっくり来てみたいと思います。f:id:unknownhuman12340:20190315184906j:imagef:id:unknownhuman12340:20190315184910j:image

今回の旅行は悪天候で日程がかなり崩れる結果となりましたが、1日全部崩壊というわけではなく、午後からということで、退屈はしなかったということが救いでした。一応旅行はこのようなこともあるということは忘れてはいけないし、あるいはこういうことを十分考慮しなければならないということを改めて思い知らされたものです。今回はフェリー乗船が主となってしまったような感じがあるので、今度来る時は史跡やら博物館を巡ることを主にしたいと思います。