とあるツイ廃のブログ

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日本半周フェリーの旅②

さて、敦賀から乗るのは新日本海フェリーです。

新日本海フェリーというとたまに聞くのは「日本海の暴走族」というものですが、事実です。日本海を27ノット(約50km/h)で飛ばしていく姿はまるで巡洋艦の如しなどと言われる(よく知らない)らしいです。

冬の日本海は、たびたび来る低気圧の強風で激しく波打ち、通る船々を大きく揺らす荒波が起こるのが常ですが、私が乗った時はむしろ平静で、確かに多少揺れはしたもののずっと静かなものでした。f:id:unknownhuman12340:20200223165614j:image
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上のように、新日本海フェリーは揺れやすい航路であるからか、船内設備は極めて充実しています。

例えば映画なんかはもちろんカラオケや、風呂場には露天風呂やサウナもついているのです(露天風呂は冬にのるとただで寒い気温に加えて強い風でさらに寒いのは内緒)。また、船の前面は、フォワードサロンなる前面展望席があり、冬場は窓ガラスが危ないので展望は見られないものの、夏場は日本海が見られます。静かな場所なので落ち着きたい場合は良いと思います。寝台も前回出したオーシャン東九フェリーのような二段ベッド型の半個室の形で、ゆったりと眠ることができます。

今回乗った敦賀-苫小牧東港は、日本海側〜太平洋側の航路の故、津軽海峡を通ります。津軽海峡は前にも縦断(青森ー函館)しましたが、今度は横断です。日本海側から通るので、竜飛岬がはっきり見え、大間崎もよく見えました。f:id:unknownhuman12340:20200225110534j:image舞鶴-小樽では見えない景色です。

舞鶴-小樽繋がりで、新日本海フェリーに関しては、敦賀以外に関西からは舞鶴からも船が出ています。敦賀からは苫小牧東港(厚真町)、舞鶴からは小樽港に着き、いずれも深夜発20時頃着という形です。そのためいずれにせよどうしても北海道に1泊する必要があります。しかし、こう考えると昼間によく寝ておいて夜移動するという考えをするならば、北海道0泊3日の弾丸旅行ができます。絶対疲れるのであまりお勧めはしません。また、前乗った敦賀から新潟、秋田を経由して苫小牧東港に到着するルートもあります。こちらは昼行でわりと使いやすい気がします。

閑話休題。夜8時頃着いたので、南千歳を経由して札幌に行き、札幌で親族の家に一泊しました。翌日の大洗行きまで約20時間程度、朝起きて7時間程度あったので、札幌や千歳を中心に親族と一緒に周りました。そして18時、ほんの短い北海道の旅を苫小牧西港で終え、そして北海道を離れたのです